修了生紹介

黄益龍

私の日本留学の道

 日本へ留学するのはもともと私の憧れではありませんでした。アメリカへ行ったほうがいいかなとずっと思っていました。しかし、友人のアドバイスを聞いてから考え方が変わりました。確かに外国語の勉強について、英語の重要さはもちろんですが、日本の影響が広がっているアジアに住む人として、日本語も絶対に無視できません。日本語を本格的に勉強したいなら、日本へ行かなければなりません。そして、いろいろ考えたすえ、日本へ留学することに決めました。

 日本語学校に入って、ゼロから二年間勉強しました。日本語学校にいる間、毎日勉強ばかりだったとは言えませんが、本を読むことがより好きになりました。日本の本屋はきれいで、どんな本でも揃っているからです。学校の近くに大きな本屋があって、放課後はよく行きました。日本語があまり分からないくせに、たくさんの本を買っていました。帰ったら辞書をひいて単語や文型などを一つずつ調べて覚えてきました。初級の学生にとって、それはかなり難しいですが、続ければと、間違いなく役に立ちます。また、テレビやラジオをよく耳にして、できるだけそのアクセントとスピートをまねしたら、知らないうちに日本人らしい日本語が自然に身につきます。もちろん留学生ですから、先生の授業をちゃんと聞いて、練習や宿題をまじめにすることは一番大事だと思います。

 先生たちのおかげで、日本語能力試験一級も合格した、今は早稲田大学大学院の日本語教育研究科の科目履修生として勉強しています。はじめてほかの大学院生と一緒に講義を聞いた時、内容も難しかったし、スピードも速かったので、なかなか慣れませんでした。さらに、日本語を勉強すれば勉強するほど日本語は奥が深いと感じます。今は日本語教育を研究していますが、私は日本語教育の専門ではなかったので、ほかの学生と比べて、もっと勉強しなければなりません。正直に言うと、難しすぎであきらめたい時もありました。しかし、自分で選んだ道ですから、文句を言ってはいけません。それは留学生の宿命ではないでしょうか。

卒業生 黄益龍
台湾

クズコバ タチアナ

クズコバ タチアナ(Kuzkova Tatyana) 1975年8月15日にロシアのパルミで生まれましたが、軍人であるお父さんの転勤に伴ってウクライナに移住し、ドニエツクの音楽専門学校で指揮学と音楽教育を専攻しました。1998年頃、バレエの勉強のため、キエフに来ていた日本の女性と知り合ったのを機に、日本語に興味、関心を抱くようになりました。キエフにある私立の日本語学校に通いましたが、2年の課程を1年で修了してしまい、「更に上達するためには日本へ行くしかない」と助言を受け、日本へ来たのが3年前の7月です。

 そして横浜国際教育学院で2年間日本語を学ぶ、今では日常生活に支障のないレベルです。今年「東京誠心調理専門学校」を卒業し、日本での調理師資格、フードコーディネート3級を取得、現在フードコーディネーターとしてレシピの開発をする傍ら、モデルとして「ぷっ」すま、残したい日本の宿、NHK生活ほっとモーニング等、数々のテレビ番組や雑誌で活躍中です。

皆さん、楽しみに見守り、時には応援してあげましょう。

クズコバ タチアナ
ロシア